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【土地について学ぶ】よい土地、悪い土地の見分け方

家を建てる事を考えるとき、住みたいエリアと、敷地の広さ、
価格等の条件だけで土地選びをしてしまいがちなのですが、
その他にも、確認しておいた方が良い重要なポイントがあります。

 

このページでは、よい土地、悪い土地の見分け方について紹介していきます。

 

1.土地の履歴を調べる

現在は綺麗に造成された土地でも、昔どのように利用されていたのかは分かりません。
後から、昔は墓地だったとか、田んぼだったとか知っても後の祭り。事前に調べておくのが賢明です。
土地の履歴は、法務局の公図や登記簿で調べる事ができます。もちろん、不動産会社や
土地管理者に問い合わせても良いですし、建築設計事務所でも土地の履歴確認はしっかりと
行いますので、ご安心ください。

 

 

2.近隣の状況を確認する

購入しようと思う土地が見つかったら、現地に見学に行くと思いますが、その際、近隣の家の状況も
確認してみて下さい。それにより地盤の良しあしが確認できる事もあります。

・基礎や外壁、サッシ周辺にヒビ割れはないか?


・玄関ポーチ、ベランダの建物の継ぎ目に亀裂が発生していないか?


・擁壁が有る場合、ヒビ割れなどがないか?


等のポイントを見て下さい。あまりじろじろ見るのは良くないですが、許される範囲の情報収集だと思います。

 

 

3.周辺環境をよく知る

実際の周辺環境というものは、住んでみないとなかなか分からないもの。
治安や騒音の問題だけでなく、悪臭、大気汚染など家を建ててから、
思いもよらない事で頭を悩ませる事にならないためにも
日中だけでなく、朝や夜など様々な時間帯で確認すべきです。



小さな、お子様がいる家庭の場合は、学校への通学ルート等、子供の目線で危険な場所が
ないか考える事も重要です。

 

 

【こんな土地に注意】 田んぼなどを埋め立てた土地

田んぼ等をはじめ、埋め立てた土地は、地盤が軟弱である事が多く、地盤の問題で、大きな被害を呼ぶものが
「不同沈下」です。家全体が均等に沈むのではなく、建物が斜めに傾いて沈んだり、一部分だけが
沈むことをいいます。この影響で、建物にゆがみが出れば、基礎に亀裂が入る、窓が開けられない、
排水が流れないなどのダメージを建物に与えてしまいます。


また、土地の履歴を確認しなかった、安いという理由だけで、田んぼを埋め立てた土地を買った場合
実際に家を建てる際に、地盤の弱い土地を強化するため、通常よりもしっかりとした基礎を
つくる必要があり、基礎工事に大きな費用がかかってしまうと言う事もよくあります。

 

【こんな土地に注意】 盛り土、切り土をした土地

山の斜面を削って平坦な土地をつくるのを「切り土(きりど)」といいます。しかしこの方法は、
地中の自然の水道や木の根等のバランスを崩してしまうので、地滑りなどが起こるリスクもあります。
一方、斜面など平坦でない部分に土を盛り、擁壁で押さえることで、平坦な土地を作る
「盛り土(もりど)」は、しっかりと固めないと不同沈下を起こします。

 

このように、土地を選ぶ際は、注意すべき様々なポイントがあります。
住宅の建築を依頼したい建築設計事務所が決まっているのであれば、土地選びの時点から、
専門家の意見を聞くなど、相談するのも良いと思います。

弊社では、土地探しのサービスは行っておりませんが、相談にはいつでも無料で対応致しますので
お気軽にお問い合わせ下さい。

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