■建ぺい率って何?
土地の事を調べているとよく出てくる、「建ぺい率」とは敷地に対してどれくらいの比率で
建物が建てられるかを示したもの。建物面積を敷地面積でわったのがその数値です。
この建ぺい率は、用途地域毎に定められています。環境保全や防災の観点から、
一定の空き地を残す事が主な目的です。
一般的に、低層・中高層の住宅系の地域では建ぺい率の上限は、30~60%と
低く定められ、商業系の地域は土地の有効利用が図られるため、60~80%と高めに
設定されています。
■容積率って何?
容積率は、敷地面積に対する延べ床面積の割合の事を言い、
家全体でどれだけの床面積を確保できるかを示すものです。
延べ床面積とは各階の床面積を合計したものですが、例えば、100㎡の敷地で建ぺい率50%、
容積率150%、なら、建築面積は50㎡となるわけです。3階建ての建物であれば、
各階50㎡ずつの床面積の家が建てられるということになります。
なお、建ぺい率と同じく、用途地域ごとに容積率の上限は定められています。
詳しくは以下の表をご確認下さい。
■用途地域の建ぺい率・容積率
建ぺい率(%) | 用途地域 | 容積率(%) |
30.40.50.60 | 第1種低層住居専用地域 | 50.60.80.100.150.200 |
第2種低層住居専用地域 | ||
第1種中高層住居専用地域 | 100.150.200.300.400.500 | |
第2種中高住居専用地域 | ||
50.60.80 | 第1種住居地域 | |
第2種住居地域 | ||
準住居地域 | ||
準工業地域 | ||
60.80 | 近隣商業地域 | |
80 | 商業地域 | 200.300.400.500.600.700.800. 900.1000.1100.1200.1300 |
50.60 | 工業地域 | 100.150.200.300.400 |
30.40.50.60 | 工業専用地域 | |
30.40.50.60.70 (特定行政庁が定める) |
用土地の指定のない区域 | 50.80.100.200.300.400 (特定行政庁が定める) |